おはこんにちばんは、イタチです。
今回はなぜ犬が地面やものにこすりつけるのか、その行動は本能からなのか、犬の愛情表現の一つなのか解説していきたいと思います。
目次
体をこすりつける理由【本能編】
自分のニオイを獲得するため
水遊びをした後やシャンプーをした後などに、体をタオルにこすりつけている愛犬の姿を見たことがある飼い主さんもいると思います。シャンプー後に体をこすりつける理由は、シャンプーの香りを取り除き、自分のニオイを獲得するためです。
犬は自分のニオイが薄くなると不安や違和感を感じます。だから、自分のニオイを獲得して自分を安心させるために体をこすりつけます。
自分のニオイを消すため
前述とは逆に自分のニオイを消すために体をこすりつける場合があります。犬が人と共存する前は、敵に自分の気配や存在を気づかれないように、排泄物やミミズの上にわざと体をこすりつけて、自分のニオイを消す習慣がありました。
現代は狩猟をする必要がないため自分のニオイを消す理由はないのですが、本能的に行動を起こしてしまうようです。
また、犬は元々腐肉食動物なので、ミミズや腐った魚を好む習性があります。見つけた瞬間に体をこすりつけられると、飼い主側としては悲鳴を上げそうになるので、先にみつけて近づかせないようにしましょう。
自分のニオイをつけたいため
新しいおもちゃやクッションを与えると、遊ぶ前に体をこすりつけることがあります。これは「このおもちゃは我輩のものである!」と言っているようなもので、自分の所有物だと主張しています。
体をこすりつける理由【感情編】
心が満足したため
ご飯や散歩の後に床やクッションにスリスリしている場合は、”ご飯や散歩で心が満たされ満足したという表れ”です。「美味しかった!」「楽しかった!」と思っている状態です。
飼い主に甘えたいため
地面や床ではなく、飼い主に体をこすりつけてきたり、体をくっつけてきたりするときは、飼い主に甘えたい、かまってほしいという感情の表れです。
ただ、注意点が一つあり、「自分の方が立場が上だぞ!」といった主従関係のアピールをしている場合があります。
主従関係を主張してそうと感じたら、普段甘やかしてないか考え、場合によっては生活を変えてみると良いでしょう。
ただ体がかゆいため
体がかゆいために尖っているものや机の角などで体をかく場合があります。
犬は四足歩行の動物なので、背中がかゆくても届きません。そのため、背中をかけそうな高さのものを見つけると体をこすりつけることがあります。木やガードレールなどで体をこすっている間に怪我をしてしまう恐れもあるため、飼い主さんがかいてあげるようにしましょう。
頻繁にかいたり、こする時間が長いようであれば、病気の可能性もあるため、「ここ最近よくかいてるな」と感じたら動物病院に受診しましょう。
まとめ
今回はなぜ犬が地面やものにこすりつけるのか、その行動は本能からなのか、犬の感情表現の一つなのか解説しました。犬が体をこする場面は飼い主からするといつもの光景です。しかし、体をこする原因を知っておくことで、病気なのか判断できるだけじゃなく、関係性を築くきっかけにもなります。
最後に
愛犬の健康管理や関係性構築のためにもこれからも一緒に行動原理を学んでいきましょう!
それでは、今回はここまで
ばいちゃ〜
コメント