おはこんにちばんは、イタチです。
今回は食事のしつけ方法を解説します。食事は、犬の楽しみの大きな部分を占めているのと同時に、健康に大きく関わります。しっかりしつけて、楽しく健康的な食事をとってもらいましょう!
目次
食事のしつけの重要性
食事のしつけの大きな目的の一つが誤食や盗み食いの予防です。例えば、家族で食事中にうっかり食べ物を落とした時、その食べ物を愛犬が食べてしまい、それがきっかけで病気になってしまうかもしれません。
しかし、食事のしつけができていれば、食べる前に飼い主の許可を求めるようになります。そうすれば、誤食や盗み食いを防げる可能性も高くなります。
また、食事の時間はしつけに適しています。目の前にある大好きなものを我慢し、飼い主の許可がおりて、初めて食事にありつける。これは飼い主の意志を愛犬に伝えるトレーニングになります。
食事のしつけは、2つの重要な意味を持っているので、絶対にしつけておきましょう。
食事を与える時のしつけ方
1.おすわりをさせ、器を目の前に置き、「マテ」と声をかける
まずはおすわりをさせ、目の前にご飯の入った器を置き、「マテ」と声をかけましょう。まだしつけに慣れていない状態では、ご飯に突進していく可能性が高いので、リードや手で体を押さえてあげて、突進しないように阻止しましょう。
押さえておる状態の時に「マテ」と声をかけ、声掛けを覚えてもらいましょう。
2.待てたら、手を離す
マテができてきたら、押さえている力を少しずつ弱めていき、最終的には手を完全に離しましょう。
初めは、3秒くらい待ってみてから、手を離しましょう。無理に長い時間待たせる必要はありません。
3.「ヨシ」の合図で食事を与える
3秒ほど待てたら、「ヨシ」などの声をかけ、食事を与えましょう。ここで、主従関係を示すために、ご飯を取り上げることは絶対にやめましょう。食事中に唸りながら食べるようになってしまいます。
食事中に警戒心を減らすトレーニングの仕方
1.食事を開始する
食事を開始して少し様子をみましょう。この時、近くに居なくても大丈夫です。ただ、愛犬から目を離さないように気を付けましょう。
2.手でおやつ(ご飯に合うもの)を与える
ご飯の量が少し減ってきたと感じたら、愛犬の視界に手が入るように差し出し、おやつを与えましょう。ここで重要なことは「手が出てきても、横取りされるわけではない」と覚えてもらうことです。
最初の内は、唸られることも多いかもしれませんが、気にせず続けましょう。そのうち、愛犬も理解してくれるようになります。
食事のしつけで気を付けたいこと
ねだられても、追加で与えない
犬は人間とは違い、たくさんの量を食べても満腹感を感じづらく、一回の食事で満足することがあまりありません。ですので、ご飯を食べ終えてすぐにねだられることがあります。
ねだられたからといって、食事を追加するのはやめましょう。必要な量だけを与えるように心がけ、しっかり食事コントロールをしましょう。
制限時間を決めて、食事をとらせる
時間内に食べ終わらない、または食べ残してしまう・食べてない時は、制限時間が来たら片付けてしまいましょう。いつでも食べられる状態にしてしまうと、食べ物に対する意欲がなくなり、しつけが覚えにくくなったり、「ご飯は与えられるもの」ということを理解しなくなります。
また、ご飯の種類にとっては腐ってしまう可能性もあるので気を付けましょう。
食事の時間は、決まった時間じゃなくてよい
食事の時間を厳密に決めてしまうと、その時間になるとごはんをねだるようになることがあります。必ずご飯を与える代わりに、飼い主の日々の都合に合わせて、ご飯の時間を調整しましょう。「必ずご飯を与えてくれる」と愛犬に分かってもらえれば、飼い主がご飯を準備し終わるまで待てるようになります。
まとめ
食事の制限時間がきたら片付けるのは、最初のうちは心苦しいと感じることがあるかもしれません。しかし、心を鬼にして我慢しましょう。いづれしつけの意味を理解してくれる時が来ます。
食事のしつけは、「おすわり」「マテ」などの、他のしつけも同時にトレーニングすることができます。毎日意識的にしつけを行い、「ご飯を奪う人」ではなく、「ご飯を与えてくれる人」とわかってもらいましょう。
最後に
今回は食事のしつけについて解説しました。
食事は犬にとっても楽しみな習慣の1つです。健康状態にも気を配りながら、楽しく・根気よくしつけていきましょう。
では、今回はここまで
ばいちゃ~
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