おはこんにちばんは、イタチです。
今回は犬のストレスサインをご紹介します。人と同じように犬もストレスを感じる場面があります。そしてストレスのかかり方でストレスサインの仕方は変化します。どのストレスのかかり方をしたら仕草に表れてくるか一緒に学んで行きましょう。
目次
犬のストレスサイン
視線を逸らす・顔を背ける
相手がいるとき視線を外したり、顔を背けるしぐさは不安や緊張を感じ、争いごとは避けたいというサインです。よく叱っているときに顔を背けるしぐさをする子がいますが、このような理由から現れています。視線や顔だけでなく、耳が後ろに倒れている場合は、恐怖も感じていることになります。耳が倒れたと思ったらそれ以上叱らないようにしましょう。
あくびを繰り返す・目を細める
眠いわけでもなく、むしろ叱っている時ほどあくびをしていたり、目を細めている子がいます。これは”不安や戸惑い”から生じており、相手をなだめようとしています。
あくびには相手と自分をなだめる意味があり、病院での診察や爪切りなど、犬が苦手と感じる場面でも起こります。
鼻を舐める・口をくちゃくちゃさせる
長時間のしつけや愛犬が苦手なことをしているときに鼻を舐めたりする場合は、しつけに飽きていたり、不安や緊張を感じている自分を落ち着かせようとするサインです。もし、しつけの最中に鼻を舐められたらしつけは中断しても良いでしょう。集中力が切れてやる気がない状態の可能性が高いです。
体を掻く・全身をブルブルふるわす
犬に首輪をつけたときや服を着させたときに体をブルブルふるうことがあります。これは首輪や服を着せられたことによって、不快に感じていたり、緊張していることが表れています。
ただし、同じところをずっと掻き続けたり、頻繁に掻くようであれば皮膚トラブルの可能性がありますので、動物病院に受診してみましょう。
しっぽを下げて丸めている
叱られているときや初めて訪れた場所に来たとき、しっぽが下がり、後ろ足の間に丸めてしまっている光景を見たことがある飼い主さんもいると思います。これは不安や恐怖を感じているときによく現れるサインです。初めて来た場所や恐怖の対象物が近くにある場合は、飼い主さんが隣にいてあげ、安心感を与えるようにしましょう。
手足を舐める・しっぽを噛む
よく手足をぺろぺろ舐めている描写がドラマやアニメで描かれますが、実は手足を舐めたりしっぽを噛むしぐさはストレスが原因で生じています。留守番中で退屈な時や運動が足りていないときによく起きます。日中留守番をさせる場合は、帰宅してからたくさん遊んでストレスを解消させましょう。
また、このしぐさは飼い主さんが見ていないときにするので見落とされがちですが、毛をむしったり、毛先が変色すなど自傷行為に繋がっっているので、見かけたら早急に対策をしましょう。
パンディング(息をハァハァ)する
息をハァハァさせることを「パンディング」と言います。よく夏や運動している最中にみられますが、特に暑くもなかったり、運動後でもないのにパンディングするようであれば、異常な緊張をしていることがあります。また、病気の症状の一つでもあるので、決して軽視しないようにしましょう。
愛犬が落ち着ける場所に移動し、もしそれでも治らないようであれば、動物病院に連れて行きましょう。
固まる・ゆっくりと歩く
散歩中に遠くを見ながら固まっていたり、ゆっくり歩くことがあります。特に初めてのお散歩にはみられがちなサインです。これは、初対面の人や犬を怖く感じていたり、不安に思っているときに表れます。相手に敵意がないとわかればいつも通りに歩き始めるので、恐怖心や不安感が取り除かれるまでは愛犬のそばにいるようにしましょう。
犬がストレスを感じる原因
ここまで、犬がストレスを感じた時のサインについて紹介しました。では、犬が感じるストレスの元凶は何なのでしょうか。
ここからは犬がストレスを感じてしまう原因について紹介して行きたいと思います。
環境の変化
引越しや旅行など人にとっては気持ちをリセットしたり、新しい環境にワクワクした気持ちになりますが、犬は新しい環境に不安や恐怖を感じることがあります。それだけでなく、模様替えでも多少のストレスを感じる子もいます。
生活環境が変化するときは、愛犬がいつも使っている毛布やベット、お気に入りのおもちゃなどをそばに置いてあげ、ストレスを軽減させるようにしましょう。
飼育環境に不満がある・不快に思う
寝床とトイレが同じゲージの中にあったり、トイレシーツの取り替えが遅いなど小さな不満が蓄積されれば大きなストレスになります。愛犬が過ごしやすい環境で飼えているか今一度チェックしてみましょう。
また、人は気にならなくても犬にとっては不快と感じていることがあります。照明の明るさや、芳香剤・香水などの匂いが伴うものなど、飼い主さんはちょうど良いと思っても、愛犬は不快に感じているかもしれません。
双方が妥協できるちょうど良いラインを見つけましょう。
留守番
仕事で留守番をさせなければならない飼い主さんが大多数だと思いますが、犬にとって留守番は大好きな飼い主と離れなければならなく、ストレスの原因になってしまいます。
留守番をさせる日はたくさん遊んであげましょう。
欲求不足
犬は自分で水を汲んだり、ご飯を準備することができません。飼い主さんのお世話がなければ、水を飲むこともご飯を食べることができません。また、運動したり、外に出て日光を浴びることも飼い主んがいなければできません。欲求がある状態に制限がかかってしまうとストレスを感じるのは想像がつきやすいですよね。
愛犬をよく観察し、今何を欲しているのか考えて、過ごしやすい環境を整えてあげましょう。
家族ケンカや飼い主さんが不機嫌
犬は環境の変化だけでなく、人の心理的な変化にも敏感です。飼い主さんが嬉しそうなら一緒に楽しむし、悲しい気持ちならそばにいてくれて慰めてくれます。そのため、家族のケンカや飼い主さんが不機嫌など、嫌な雰囲気を感じとってストレスになってしまうことがあります。
感情は浮き沈みがあるのは仕方がないことですが、愛犬の前ではいつもの飼い主さんでいれるように努力してみましょう。
苦手な環境・状況におかれる
病院の診察やシャンプー、爪切りといった自分が苦手と感じているものにストレスを感じます。シャンプーやブラッシングといった愛犬のために必要なことであっても、愛犬からしたらストレスなので、少しづつ慣らしていきましょう。
ドックラン
たくさんの犬がいて、運動することができるドックランは犬にとって良い場所ではありますが、ドックランを好まない犬もいます。他の犬との交流を好まない犬にとっては、自分の知らない犬と初対面になることが多いため、ストレスを感じてしまいます。
愛犬はドックランに向いているか判断してから連れて行ってあげましょう。
ストレス解消法
多くのストレスは”慣れていないこと”が要因となっています。初めて会う人・犬・場所は何度も会うと慣れてストレスを感じなくなります。その多くは社会化トレーニングで解決します。関連記事をチェックして社会化トレーニングをしてみましょう。
ここでは慣れが原因ではないストレスについての解消法を解説します。
運動量を確保する
運動不足は大きなストレスになるだけでなく、健康面にも悪影響を及ぼします。散歩コースを長くしたり、回数を増やす、お家でもボール遊びや鬼ごっこをするなど、運動量を確保しましょう。
家族とのケンカや気分を損ねないように生活する
前述したように、不穏な雰囲気を感じると犬はストレスを感じます。愛犬と同じ空間で過ごすときは穏やかな気持ちで過ごしましょう。
僕の私見ですが、泣きたくなる時や1人になりたいときに愛犬にそばにいてもらうと心が満たされるので、悲しいときは一緒にいることをおすすめします。
まとめ
今回は犬のストレスサインについてご紹介しました。
- 犬のストレスサイン
- 犬がストレスを感じる原因
- ストレス解消法
ストレスがゼロの完璧な生活をすることは難しいですが、ストレスを軽減・減らすことはできます。愛犬の性格や好みに合わせて生活スタイルをカスタマイズしていきましょう。
最後に
犬とストレスなく快適に過ごすためには飼い主さんの努力が必要不可欠です。愛犬に快適に過ごしてもらえるように日々学んでいきましょう!
それでは今回はここまで
ばいちゃ〜
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