おはこんにちばんは、イタチです。
今回は、犬の睡眠時間についてお話ししたいと思います。夜も十分寝ているはずなのに、お昼も寝てばかりで、寝過ぎを心配している飼い主さんもいると思います。そんな悩みを解決するために、犬はねぜ長時間睡眠をしているのか、適切な睡眠時間はどのくらいなのか解説していきたいと思います。
目次
そもそもどうして睡眠時間が長いのか
浅い睡眠を分割して眠るため
人が一度に7〜8時間の睡眠を取るのに対し、犬は分割した睡眠を合計12〜16時間程度の睡眠を取ります(成犬の場合)。
では、なぜそんなに睡眠時間を確保しているのか。
それは”本能的に浅い眠りを取っているから”と言われています。自然界では常に敵を警戒して生活しなければなりません。危険と隣り合わせな状況の中で、深い眠りをしてしまうと、敵が接近していることに気づかず、襲われてしまう可能性があります。その結果、深く眠る時間は短く、浅く眠る時間が長くなりました。寝ているのを確認してから外出しようとしたのに、ドアの開く音で起きてしまった、というのも眠りが浅いのが原因です。
「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という言葉を知っていますか?
脳は起きているが体は寝ている「レム睡眠」、脳も体も寝ている「ノンレム睡眠」。ここでいう浅い眠りはレム睡眠、深い眠りはノンレム睡眠を表します。”犬の睡眠の約8割はレム睡眠”だと言われています。体力の回復に時間がかかるため、犬は日中も寝なければいけないのです。
夜行性だったから
犬はもともと夜行性の生き物でした。狩りの成功率を上げるためには、昼よりも夜に狩りを行う方が身を隠しやすく、獲物が捕えやすくなります。そのため、日中は眠っていることがほとんどでした。
やがてペットとして人と暮らす様になると、狩り必要性はなくなり、夜に活動しなくても良くなりました。人の生活時間に順応して睡眠を取るようになった結果、昼だけでなく、夜も眠る様になりました。
その名残から、日中も眠っているのです。
適切な睡眠時間は何時間?
では、犬の最適な睡眠時間は何時間なのでしょうか?
その答えは”犬それぞれによる”となります。
人は各々睡眠時間に違いがあります。これと同様に犬も各々に適した睡眠時間があります。その日の体調、気分、運動量など様々な要因によって日々の合計睡眠時間は変化します。また、年齢によっても睡眠時間は異なります。
前述したように成犬は12〜16時間、子犬や老犬はそこにプラスして17〜19時間の睡眠を取ると言われています。
快適な眠りを提供する
愛犬に安眠してもらいために飼い主がすべきことはたくさんあります。浅い眠りだとしても睡眠環境が整っていることで、体力回復が短くなることもあります。ここからは愛犬の安眠に繋がる要因についてご紹介していきます。
十分な運動時間の確保
全身を活動させ、適度な疲れがあるからこそ、快適な睡眠をすることができます。日中の運動が不足していると、夜に元気が有り余ってしまい、いつもの寝る時間に眠ってもらえません。その結果、愛犬と共に夜ふかしをするはめに、、
日中にうちに散歩や遊びをたくさん行い、適度な疲労を与えましょう。
また、仕事などによって留守番をさせてしまう場合は、寝る時間になるまで、たくさん遊んであげましょう。留守番中はやることがなく、とりあえず寝ていることが多いため、飼い主さんが帰ってくる頃には元気が有り余っています。
帰宅したらたくさん遊んであげて運動をさせましょう。
健康状態の管理
犬も人と同じように病気や怪我をします。病気や怪我が原因で、寝苦しかったり、寝る体勢が辛くなり、十分な睡眠だ得られなくなります。日々の愛犬の健康状態をしっかり把握し、あまり眠れていないと感じたら、迷わず動物病院を受診しましょう。
睡眠環境を充実させる
犬は一定の場所で睡眠を取るのではなく、場所を点々として眠ります。お家の中に、睡眠スポットを何箇所か設置しておくと良いでしょう。犬用のベットやクレート、飼い主の匂いのするタオル、狭い場所、暗い場所など様々な環境を設けるのも、愛犬が楽しみながら寝床を探せるので良いかもしれません。
一つ注意しておきたいのは、”トイレとは別にする”ということです。犬は意外と綺麗好きな動物です。ですので、なるべくトイレとは離れた場所に睡眠スポットを設けましょう。
睡眠を妨害する行為
愛犬が寝ている姿を見るとついつい触れたくなってしまうもの。しかし、睡眠中の愛犬にむやみに触れてしまうと、安眠することができなくなってしまいます。愛犬からの要望がない限りは、寝ている時は触らず、写真に収めておくだけにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。全動物にとって生きていくために睡眠は大事なものの一つです。愛犬に快適な睡眠を取ってもらうことは日々の健康に繋がります。少しでも長生きしてもらうためにも、睡眠時間を十分に取ってもらい、快適な環境下で寝てもらいましょう。
最後に
今回は犬の睡眠時間についてお話ししました。睡眠は毎日行うものであり、体力回復には欠かせません。快適に寝てもらうために日々研究していきましょう。
それでは今回はここまで
ばいちゃ〜
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