おはこんにちばんは、イタチです。
今回は、犬のスキンシップの一つでもある「舐める」について解説していこうと思います。普段何気なく舐められている場所に隠されている本当の意味を理解することで、犬の気持ちを理解する一歩となります。ぜひ、最後まで読んでみてください!
目次
犬が舐めてくれる場所によって意味が違うのは本当なの?
「舐める」という行為は犬の習性からきている
犬は人間と違い、手足で物を感じることができません。その代わりを「口」が行なっています。新しいおもちゃや食べ物を咥えていたり、食べてみたりします。
いつもの散歩道に何か小さいものが落ちているのを愛犬が発見しました。そしたら、咥えようとしたので慌てて阻止した。といった経験をお持ちの飼い主さんもいるはずです。
口を使い、その物が何なのか調べる、いわば情報収集・伝達の一つなので、犬にとってこの行為はとても意味があります。
舐める行為は犬のコミュニケーションの一つでもある
犬は話すことができません。しかし、話せずとも相手に気持ちを伝えることはできています。その手段の一つが「舐める」ことなのです。
そして、人間を舐める場合、舐める部位を変えることで気持ちの違いを表しています。飼い主は舐められる場所の違いから、愛犬の今の気持ちを推測することができます。
犬の気持ちの違いがわかる飼い主になるために、舐められる場所ごとの意味について知っていきましょう!
舐められる場所のそれぞれの意味
①口まわりを舐める
一番多く舐められていると言ってもいいほど舐められる「口まわり」。口まわりを舐める時の犬の気持ちは次の2種類に分けられます。
- 敬意を表し、愛情を伝えている
- ご飯の催促
1.敬意を表し、愛情を伝えている
これには狼の習性が関係しています。群れで生活している中で、自分よりも目上のリーダーや先輩に対し、口元を舐めることで挨拶をし、敬意や愛情などを表していました。
それと同様に、飼い主に対して「あなたが自分のリーダー」と認め、敬意を表すため、または愛情を伝えるために一生懸命ペロペロしています。
2.ご飯の催促
子犬の時、お腹が空くと母犬の口元を舐めて「お腹が空いた」と合図を送ります。その名残から、飼い主の口元を舐めて、お腹が空いたことを伝え、ご飯を催促している場合があります。
ご飯の時間帯に入ってないか確認してみると良いかもしれません。
②手を舐める
手を舐められる場合は、次の3種類の気持ちでいると考えられます。
- 「かまってほしい・遊んでほしい」という催促
- 安心感の表れ
- 情報を集めている
- 「落ち着いて」となだめている
1.「かまってほしい・遊んでほしい」という催促
飼い主の手に対して良いイメージを抱いている犬は多く、犬にとって飼い主の手は愛着のある部位の一つです。体を撫でてくれたり、遊んでくれたりする飼い主の手を、愛犬はとても大好きです。
その手を舐める場合、愛犬は飼い主に「遊ぼうよ」「体撫でて〜」と伝えています。特に飼い主の方をチラチラ見ながら舐めている場合は、この気持ちでいることがほとんどですので、見かけたらたくさんかまってあげましょう。
2.安心感の表れ
手を舐めるという行為には愛犬が「安心している」ことを伝えている場合もあります。
私たち人間にも友人や家族など、会うことで安心感が得られる人が1人や2人いると思います。それと同じ様に、犬にとって飼い主は安心感を得られる存在です。
愛犬が自分で安心感を得ていると表現されると、とても誇りに思えますね。手を舐められたら、そのまま舐めさせてあげましょう。
3.情報を集めている
飼い主ではなく、初対面の人の手を舐める時、愛犬は相手の情報を集めようとしていることが考えられます。
初対面で犬と触れ合う場合は、手をグーの形で差し出して、満足するまで手を舐めさせる様にしてあげましょう。そのうち、情報収集を終え、心を開いてくれるかもしれません。
4.「落ち着いて」となだめている
愛犬を叱っている時に手を舐められたら、「これ以上は怒らないで」「落ち着いて」となだめようとしていると考えられます。
犬は人間の感情を汲み取る力に長けていることが多いです。怒っているときに手を舐められたら、一度自分の気持ちを落ち着かせるように動いてみると良いでしょう。
③足を舐められる
飼い主の足を舐める時、主に2種類の気持ちを持っていると考えられます。
- 遊んでほしい
- 癖になる匂いをしている
1.遊んでほしい
手を舐める時と同様に、遊んでほしいことを伝えています。
手の遊びだけじゃなく、鬼ごっこなどをして遊んであげると良いかも?
2.癖になる匂いをしている
脱ぎたての靴下や靴などを持って行かれた経験はないでしょうか。犬は体液系の臭いがとても好きです。人間の足は、汚れを付着しやすいため臭いが出やすく、その臭いに惹かれ、ペロペロ舐めていることもあります。
しかし、前述した通り、人間の足には汚れがたくさん付着していますので、足を舐めさせる行為は止めさせておいた方が賢明でしょう。
④鼻や耳を舐める
鼻や耳を舐める場合は、単純に「塩っぽい」「しょっぱい」からです。
基本的には顔周辺を舐める行為は「飼い主への愛情表現」を示していますが、鼻や耳などの特定の部位を頻繁に舐めているのであれば、「しょっぱく」て美味しいと思っているだけのことが多いです。
犬だけでなく、全ての動物は塩分を好みます。そのため、鼻や耳といった塩分を感じれる場所を舐めているのです。
まとめ
今回は舐められている場所に隠されている本当の意味について解説しました。場所によって様々な感情があることを知れるのは嬉しいことです。愛犬が今どんな感情なのか、今回の記事を参考にぜひ推測してあげてください!
しかし、ここで一つ注意点があります。犬の約7割は口内に「パスツレラ菌」を保菌している場合があります。このパスツレラ菌は、人間にも感染する細菌です。感染経路は、粘膜や傷口ですので、口まわりやささくれなどの傷がある手を舐めさせる場合は、長時間舐めさせない様にしましょう。
最後に
犬の気持ちを汲み取り、より良い関係性を気づいていけるようにしっかり知識を増やしていきましょう!
それでは今回はここまで
ばいちゃ〜
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